哲学?
中島義道氏の本を読んだ。
極端と感じることはあるが、ところどころ共感できるところがある。
中島氏は自分で認識していると思うが、共感できるということは、自分も社会不適合者なのかなと思う。
特にもっと素直になれよという言葉が嫌いというのには、そのとおりと思った。
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あいつに先を越されていやじゃないか?
いやじゃありません
素直になれよ という上から目線の会話。
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いわゆる先を越されていやだという、絵に描いたような大衆、バブル世代のご年配方などが考えてそうな価値観だ。
以前、素直になれよという言葉ではないが、
自分にもそれに近いと思われる似たようなケースがあった。
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お前の部署飲み会とかないの?
ないですよ
寂しいねえ・・・ (上から目線風な物言いで。
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いや、まったく寂しくないんですけど。むしろありがたいんですけど。
人のことを寂しいねえなんて上からものを言わないでほしい。
その言葉の裏には、自分は飲み会やってる充実した部署なんだぜっていう、どうでもよい自慢が含まれている気がする。甚だ鬱陶しい。
そもそも飲み会してるから充実してると思ってる時点で、残念だと言わざるをえない。
別にみんながみんな一致団結してるわけでもなかろうに。
- 作者: 中島義道
- 出版社/メーカー: 新潮社
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