大菩薩峠
- 作者: 中里介山
- 発売日: 2012/09/27
- メディア: Kindle版
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大菩薩峠。
なんか大それた名前。
実際にまだ健在だ。東京の西の方にある。いつか行ってみようと思う。
ツイッターでおもしろいというつぶやきを見たので読んでみた。
青空文庫で。無料なので試し読みし放題。
開幕、いきなりおじいさんが剣士に後ろからばっさり切られる。
切られる理由などの背景の記述はとくにない。
突然後ろを向けとおじいさんに言い、後ろを向いたとたん、ばっさり切るのだ。
これには、なんだかあっけにとられた。
しかし、そのよくわからないところが、なんとなくいい。
そして物語はこの切った剣士からはじまり、その剣士の周りに出てくる登場人物にもフォーカスしつつ進んでいく。
いろいろな出来事はあるが、物語は淡々と日常を表現していく。
そこに何か目的があるとは思えない。
著者も最終的にどうしたいとか思っていなかったような内容だ。
すごい長いので、まだ全然読んでいないが、少しずつ読み進めてみようかと思う。