阿佐ヶ谷ラプソディ
久しぶりに本の感想を書きたくなったので。
これを読んだ。↓
- 作者: 又井健太
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2013/01/10
- メディア: 文庫
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住んでるところからも近いということで、なんとなく親近感も沸き、買ってみた。
舞台は阿佐ヶ谷。阿佐ヶ谷ゴールド街が再開発計画の影響により、なくなってしまうのを阻止すべく反対運動をするのを軸にした物語。
少し極端な行動をとる登場人物が多くて、生々しさがないので、うーんと言った感じ。
フィクションなんで、生々しさは必要ないといえばそうなんだけど。
個人的には現実にもありうるだろうなという感じの話が好きなので。
物語自体がありえなくても、登場人物が生々しさがあれば、感情移入できることが多く、物語を楽しめる。
読み進みてみて、なんというか、ドラマとかにしたら栄える物語じゃないかと思った。
アキハバラ@DEEPっぽい感じ。
実際、阿佐ヶ谷のゴールド街に行ってみたけど、もぬけの殻だった。
まだ営業している靴屋とかあったけど、9割以上は空だった。
この小説を書いた頃はまだ営業している店が多かったのかなあなんて、思いながら、
阿佐ヶ谷を後にした。