日記ときどき読書感想文

プラス/マイナス思ったことをつらつらと。そのほとんどは思いつきです。

小説ヤマト運輸

ク・ロ・ネ・コ・ヤ・マ・トの宅急便、一歩前へ

のCMを思い出しつつ、読んだ。

 

小説ヤマト運輸 (新潮選書)

小説ヤマト運輸 (新潮選書)

 

どの配送業者に運んで欲しいかといえば、真っ先に思いつくのはヤマトだ。

佐川は雑な印象で、実際雑だ。(東急ハンズで買ったアルミ棚を運んでもらった時、ポールが凹んでいたことがあった)

再配達の時間指定をしても、時間通りにも来ないことが多い。あと、事業所に電話しても誰もでない事が多い。

郵便局はあまり印象ないだけだが。西濃運輸は知らない。

ヤマトは丁寧な印象がある。ブランドイメージがよい。

 

というわけで、たまたま本屋で見かけて買ってみた。

読んでみると、ヤマトって今はカタカナだけど、最初は大和って漢字だったとか、

かなり昔から存在してて、軍の輸送を支援したりとか、いろいろやってたんだなと初めて知った。

あと、今はきちんとしてるのだろうが(調べてないので知らない)、昔、佐川は免許を取らず、違法営業をしてたってことも驚いた。政治家と癒着したりとか。

そこから企業姿勢を推測してしまう。通りで雑なわけだと思ってしまった。

 

まあ、当然ヤマトがテーマの小説なんで、いいことしか書いてないかもしれないけど、これ読んでヤマトの印象が更に良くなった。

運輸省(現:国土交通省)に行政訴訟をやろうとしたりとか、結構過激だ。

 

読んでると信書の意味とか、ネコマークの由来とか、クール宅急便はマイナス18度、0度、5度の三段階あるとか、ほんの少し運送業について詳しく慣れた点もよかった。