日記ときどき読書感想文

プラス/マイナス思ったことをつらつらと。そのほとんどは思いつきです。

ようこそ、わが家へ

半沢直樹で注目を浴びてるだろう、池井戸潤の小説「ようこそ、わが家へ」を購入

 

電車で注意した男性に後をつけられ、自宅にいたずらされるのと同時に、

勤めている会社での揉め事に手を焼くという、2つの事象が並行して進んでいく物語となっている。

 

この一見関係ない2つの物語が、最後の何処かで交差するのかなと予想しながら読んでいたが、そんなことはなかった。

それぞれが別々に解決されていく。関係あるとしたら、主人公の感情描写か。

 

 

今こうして感想を書いていて思うが、そもそもこの2つの事象を同時並行で描く必要はあったのか。

小説に意味を求めるのは別に必要ないかもしれないが、ふと思った。

別に、自宅にいたずらされる物語がなくてもいいんじゃないかと。

どっちかというと、メインは会社での揉め事解決に当てられているように感じた。

池井戸潤の物語は銀行員周辺の出来事を題材にしている話が多い。

もしかすると、ネタのマンネリ防止のために、自宅にいたずらされる物語を挟んだのかなと、邪推してしまった。