小説ヤマト運輸
ク・ロ・ネ・コ・ヤ・マ・トの宅急便、一歩前へ
のCMを思い出しつつ、読んだ。
- 作者: 高杉良
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/07/27
- メディア: 文庫
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どの配送業者に運んで欲しいかといえば、真っ先に思いつくのはヤマトだ。
佐川は雑な印象で、実際雑だ。(東急ハンズで買ったアルミ棚を運んでもらった時、ポールが凹んでいたことがあった)
再配達の時間指定をしても、時間通りにも来ないことが多い。あと、事業所に電話しても誰もでない事が多い。
郵便局はあまり印象ないだけだが。西濃運輸は知らない。
ヤマトは丁寧な印象がある。ブランドイメージがよい。
というわけで、たまたま本屋で見かけて買ってみた。
読んでみると、ヤマトって今はカタカナだけど、最初は大和って漢字だったとか、
かなり昔から存在してて、軍の輸送を支援したりとか、いろいろやってたんだなと初めて知った。
あと、今はきちんとしてるのだろうが(調べてないので知らない)、昔、佐川は免許を取らず、違法営業をしてたってことも驚いた。政治家と癒着したりとか。
そこから企業姿勢を推測してしまう。通りで雑なわけだと思ってしまった。
まあ、当然ヤマトがテーマの小説なんで、いいことしか書いてないかもしれないけど、これ読んでヤマトの印象が更に良くなった。
運輸省(現:国土交通省)に行政訴訟をやろうとしたりとか、結構過激だ。
読んでると信書の意味とか、ネコマークの由来とか、クール宅急便はマイナス18度、0度、5度の三段階あるとか、ほんの少し運送業について詳しく慣れた点もよかった。