さよならタマちゃん
ネットで取り上げられてた「さよならタマちゃん」を読んだ。
- 作者: 武田一義
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: コミック
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これは漫画家(GANTZ)のアシスタントをしている人の経験したガンとの戦いを漫画にした作品だ。
やっぱりアシスタントしてたら当然漫画は描けるんだなあと思った。
当たり前だと言われると思うが。
著者と同室のベッドに入院してきた、他の患者とのやりとりを交えながら、著者自身を取り巻く環境が描かれている。
癌になり手術をして退院していく人、より高度な治療が行えるところへ転院する人、亡くなってしまった人、いろいろな患者の気持ちが垣間見え、闘病はやはりとても大変だということを認識した。
ただ、これは実際にその状態になってみないと本当の意味でわかることはないだろう。
わかりたくはないが。
印象に残っているのは、ガンとは関係ないが、登場人物「田原さん」の発言。
結婚はしているが、子供はいない著者に向かって「お子さんは?」と聞くのだが、
著者は「仕事がまだまだなんでお金も時間も余裕なくて」答えてからの発言。
「仕事忙しーのも金たまんねーのも一生おんなじ。ないんだって、子供生むのにちょうどいータイミングなんて」
というのだけど、これ見た瞬間。そうなんだろうなってすんなり納得した。
結婚は勢いじゃなきゃできないという言葉を聞いたことあるけど、子供もそれと一緒なのかなあなんて。
最近の若者にはしっくりくるだろうか。この言葉。
助け合いができる家族、奥さんがいるのは大事なことだと、これ読んで思った。
やっぱり結婚はしたほうがいいんだろうな