我が闘争
ブックオフで900円
買ってみた
堀江氏を嫌いな人は多いかと思うが、個人的には嫌いでもなんでもない
好きというわけでもないが、考え方は結構好きである
ほんとにシンプルに考える人だと思う
この本には関係ないが、すき家のワンオペ関連で労働組合みたいなものをつくろうと動いている人たちのことが理解できないと言い、嫌だったらやめればいいだけの話と言い切っている
誰もやらないことでワンオペの時給も高騰するし、嫌なことなのにやり続けることが理解できないといった意見を述べていたのを他の本で見た
個人的には納得
でも、仕事を辞めたら他に行くところがないという人もいるという意見もわかる
が、ほんとに行くところがないんだろうか、とも思う
自分はそういう状況に置かれていないからそう思うのだろうか
この本は、堀江氏の半生を綴った内容だ
堀江氏が生まれてから、ライブドア事件までを描いている
起業してから上場するまでの内容は知らなかったので、結構おもしろかった
経営方針でかつての仲間と心が離れて、次々と離れていく仲間に心を痛めていたということから、堀江氏も何でもシンプルに考えて割り切れるわけでもなく、そういう感情的に心を悩ます人間だった
まあそれは当たり前かと思った
堀江氏がそこまで特殊だとは思っていなかったので
検察に捕まってからは読んでて少しかわいそうになった
事実は知らないけど、読んでる限りでは、周りからすべて堀江氏の責任だと言われている調書を見て怒りでめまいがしたとか、テレビで悪者にされているのを見てすぐテレビを消したとか、、、
その怒りはすさまじかっただろう
自分がそうだったらと想像したらたぶん同じように怒りでめまいがするだろう
そしてそういう感情になるということはとてもつらいことだとも思う
最後に堀江氏は反省している
誤解されてても放置し、結果が全てと言ってきたこと
理解できない人には説明する必要ないという態度をとってきたこと
出所後の堀江氏はツイッターでも誤解した内容で因縁つけてくる人には反論したり攻撃し返しているのをよく見る
それはこの反省の結果なんだろうなと思った
ささいな誤解にもきっちり反論していく
そういったスタイルに変化したということだろう
誤解はほったらかしにしないように気をつけよう